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前置詞の持つイメージ chap.7
2024年08月03日
こんにちは。 今回は英語の前置詞《 up 》の持つイメージについて一緒に勉強していきましょう。
前回の記事はこちら→前置詞の持つイメージ chap.6
up の核となるイメージは、「上向きの矢印↑」です。 アップと言う言葉の通りです。実は前置詞の働きより副詞として使われているのがほとんどで、様々な動詞と結び付いて意味を補足しています。 ではupのイメージを掴んでいきましょう。
1.方向や位置が上方向を指す時に用います。
〈例文〉
☆He climbed up the ladder.
彼はハシゴを登った。
☆Look up at the stars in the night sky.
夜空の星を見上げてごらん。
2.物事や状態の完了や終了を意味する時に用います。
〈例文〉
☆We’ve used up all our savings.
私は貯金を全部使い切ってしまった。
☆Let’s wrap this up.
これを仕上げてしまおう。→wrap upはしっかり包むの意味から、「物事を滞りなく終える」となります。
3.物事や状態の向上を意味する時に用います。
〈例文〉
☆Sales are up this month.
今月は売り上げが上がっている。
☆My mood is up today.
今日は気分がいい!
☆The temperature is up five degrees.
気温が5度上がっている。
4.会話表現として覚えよう!
〈例文〉
☆What’s up?
どうしてる? 最近調子はどう?
☆It’s up to you.
あなた次第です。
〈補足〉 hang up は「電話を切る」と言う意味なのですが、どうして「上の方に吊るす」ことが電話切るになるのでしょう? 昔の電話器は壁などに設置されていて、本体から受話器を取り外し通話をしていました。通話を終了する際にはその吊るされた位置に受話器を戻しました。これが由来です! 現代の電話はデジタル化されているのでイメージしにくいですよね!
いかがでしたか?《 up 》の持つ共通したイメージを感じていただけたでしょうか?日本語としても定着している「アップ」を英語でも自然に使えるように、イメージを描きながら前後の英単語と共に覚えていきましょう。
That’s all for today.
Enjoy learning English!!
(山梨市駅前校 M.O.先生)