こんにちは。

今回は英語の前置詞《 out 》の持つイメージについて一緒に勉強していきましょう。

 

テストに向けて、受験に向けて。前置詞がわからないで困っている中学生や高校生の皆様へ。

M.O.先生の前置詞シリーズはこちら→《 chap.5   chap.4  chap.3  chap.2  chap.1 》

 

 

 

outの核となるイメージは、「何かから外への移動」です。そして、その時の着眼点を外におくか中におくかで訳を捉えていきます。前置詞のoutですが、現在使われている用法のほとんどが副詞です。では意味のまとまり(動詞との組み合わせ)で５つに分けて解説していきます。

 

1.「物理的な移動」を表し、外へ出るという意味で用います。

 

〈例文〉

☆I saw him come out of the library.

　　私は彼が図書館から出てくるのを見た。

 

☆Let’s eat out tonight.

　　今夜は外食にしよう。→家から外に出て食べるイメージ

 

 

2.「公開や露出」と言った情報や事実が公になるという意味で用います。

 

〈例文〉

☆The secret is out.

　　秘密がばれた。

 

☆The black trees stood out against the snow.

　　その黒い木々は雪に映えて目立っていた。

 

3.「欠乏」を表し物資や時間が不足しているという意味で用います。

 

〈例文〉

☆They ran out of money and had to abandon the project.

　　彼らはお金がなくて、その企画を諦めなければならなかった。→お金が外に出て手元にないイメージ

 

☆I’m running out of patience.

　　我慢が限界になってきた。

 

4.「除外」を表す概念に用います。

 

〈例文〉

☆He was left out of the team.

　　彼はチームから外された。→チームの外に残されるイメージ

 

☆I need to cut out sugar from my diet.

　　私は食事から砂糖を除外しなければならない。

 

：補足になりますが、be cut out for 〜と出てきたら「〜に向いている」と訳しましょう！語源は布地から型を切り抜くイメージです。つまり、その人の為に切り抜かれてぴったり合っているので「向いている」となります。

☆He is cut out for teaching.

　　彼は教えることに向いている。

 

5.「完全性」の概念を持ち、動詞との組み合わせで「すっかり」「徹底的に」の意味で用います。

 

〈例文〉

☆Hear me out.

　　私の言うことを最後まで聞きなさい。

 

☆The storm wiped out the entire village.

　　その嵐は村全体を壊滅させた。

 

いかがでしたか？前置詞《 out 》の持つ共通したイメージを感じていただけたでしょうか？他にもここでは紹介できなかったoutの表現がたくさんあります。イメージを描きながら前後の英単語と共に覚えていきましょう。

That’s all for today.

Enjoy learning English!!

 

（山梨市駅前校　M.O.先生）

 

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