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知ればもっとおもしろい!パラリンピックの歴史と楽しみ方

2022年02月28日

2022年2月20日に幕を閉じたオリンピック冬季競技大会ですが、同じ北京を舞台に3月4日から13日に第13回冬季パラリンピックが開催されます。

今回は、オリンピックとはまた違ったおもしろさがあるパラリンピックの楽しみ方、歴史をご紹介します。パラリンピックの知識を深めて、準備万端で選手たちを応援しましょう!

 

パラリンピックの由来

 

「パラリンピック」という名前は、元々は下半身麻痺を意味する「Paraplegia」と、オリンピックを意味する「Olympic」を足し合わせた造語でした。現在では、「もう1つの」を意味する「Parallel」を足し合わせた造語となっており、「もう1つのオリンピック」という意味がこめられています。

 

次に、パラリンピックの歴史を振り返ってみましょう。障害者によるスポーツ競技は、20世紀初め頃から各地で行われていたという記録があります。現在のパラリンピックの起源と考えられる大会は、第二次世界大戦後の1948年にロンドンオリンピックの開会式と同じ日に行われた「ストーク・マンデビル競技大会」です。この競技大会は戦争で負傷した兵士たちのリハビリテーションの一環として、イギリスの病院内で行われたアーチェリー大会でした。

 

その後も毎年続けて行われたこの大会は、徐々に参加国が増え、1960年にはオリンピックが開催されたローマで「国際ストーク・マンデビル大会」として開催されました。この大会がパラリンピックの第1回とされています。

 

冬季パラリンピックの見どころは?

 

それではさっそく「北京2022パラリンピック冬季競技大会」で実施される6種類の競技内容とその見どころをご紹介していきます。

 

【アルペンスキー】

アルペンスキーは障がいの種類や程度によってクラス分けが行われ、各選手に係数が設けられます。実走タイムにその係数をかけた計算タイムによって順位が決まります。

 

種目数が多く、高速系種目では時速100kmを超えるスピードが出ることも。スピードとターンのスキルが重要な技術系種目では、全身でポールをなぎ倒しながら滑る迫力のあるシーンが見られます。

 

【バイアスロン】

バイアスロンは「走って撃つ」を繰り返す競技。速く走るスキー技術と、止まって正確に的を撃つ射撃技術の両方が必要なので、集中力と持久力が求められる過酷な競技です。

 

選手は障がいの種類や程度により立位、座位、視覚障がいの3つのカテゴリーに分けられ、男女別に各カテゴリーで順位を競います。射撃はうつ伏せで撃つ伏射で、立位と座位の選手はエアライフル、視覚障がいの選手は音で的の位置がわかるビームライフルを使用します。

 

【クロスカントリースキー】

雪の上をスキーやストックを用いて走るクロスカントリースキーは、アップダウンのある過酷なコースを走るため「雪原のマラソン」とも呼ばれています。

 

選手は障がいの種類や程度により立位、座位、視覚障がいの3つのカテゴリー分けられ、その中で順位を競います。リレー形式の団体戦ではチームプレーも見どころです。

 

【アイスホッケー】

アイスホッケー(旧アイススレッジホッケー)は、脊髄損傷や切断など下肢に障がいのある選手がスレッジと呼ばれる専用ソリに乗って行います。一般のアイスホッケーと同じように激しい体当たりが認められており、「氷上の格闘技」とも呼ばれています。

 

【スノーボード】

スノーボードは変化に富んだコースを卓越したバランス感覚で滑走するエキサイティングなレースが見どころ。選手は男女別に、上肢障がい1クラス、下肢障がい2クラスに分かれます。

 

傾斜のついたコーナーが設けられたコースを使用するバンクドスラロームと、バンクやウェーブ(波打った雪面)、キッカー(ジャンプ台)が設置されたコースを使用するスノーボードクロスの2種目があります。スノーボードクロスの決勝は1対1または複数人が一斉にスタートするので、誰が先にゴールするのか、一瞬たりとも目が離せません! 

 

【車いすカーリング】

車いすカーリングは車いす使用者によるカーリングで、スウィーピング(ブラシで掃くこと)は行わず、助走することなく手またはデリバリースティック(棒状の補助具)を使ってストーンをリリースします。スウィーピングがないためより正確な投球が求められます。

 

以上、6つの競技をご紹介しました。競技名だけみると皆さんがよく見聞きしているような競技も多いかと思いますが、選手は皆どこかに障害があるため、オリンピックの競技とはルールが違います。

 

ルールが違うため、普段なじみのある競技でもまるで違う競技のように新鮮な感覚で楽しむことができるのがパラリンピックの魅力です。また、もうひとつの魅力は選手のレベルの高さです。

 

障がい者スポーツと聞くと、競技としてのレベルは高くないと思われる方もいるかもしれませんが、実際に競技の様子を見てみると想像以上にレベルの高さを感じることができると思います。選手の年齢もオリンピックよりも幅広く、40代で活躍している選手もたくさんいます。

 

ここまで、パラリンピックの歴史や楽しみ方を見てきましたが、「パラリンピックで実施される競技って普段は見る機会がないし、親近感が湧かないなぁ」と感じる方もいるかもしれません。

 

実はここ数年、「スポーツを通じてフェアプレー精神や多様な人々が共に生きる共生社会への理解を深める」ということを目的として、小学校・中学校・特別支援学校ではパラリンピック選手との交流やパラスポーツを体験するという「パラリンピック教育」が盛んになってきています。

 

自分の家族や知り合いに障がいを持った人がいない場合は身近に感じる機会があまりないかもしれませんが、こういった取り組みが広がることによりパラスポーツや障がいが今よりもっと身近になり、困っている人を見かけたら声をかけ、助けあえる社会になっていくといいですね。

 

各学校のパラリンピック教育の取り組みはこちら↓

https://www.o.p.edu.metro.tokyo.jp/effort-example

 

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