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2月22日は「猫の日」!猫にまつわる雑学【3選】
2022年02月21日
皆さんは2月22日が「猫の日」だということをご存じですか?
ヨーロッパ、ロシア、アメリカなど、世界各国でも「猫の日」は存在しますが、ここ日本においては2月22日が記念日に制定されています。
なぜ2月22日が猫の日なのでしょうか。
またその愛くるしい猫にまつわる雑学を4つほどご紹介していきます。
勉強の息抜きついでに、ぜひ読んでみてくださいね。
なぜ2月22日は「猫の日」なの?
「猫の日」とは、猫の日制定委員会が一般社団法人ペットフード協会の協力を得て、1987年に制定された記念日のことをいいます。「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝し、猫とともに喜びをかみしめる記念日をつくろう」という趣旨のもと、数字の2を猫の鳴き声「ニャン」の語呂合わせにちなんで2月22日を「猫の日」としました。
現在でも、2月22日には猫に関するさまざまなイベントやキャンペーンが行われており、なかにはイベントで得た資金を動物愛護支援事業に寄付するといった活動も行っています。
次に、そんな猫にまつわる意外な生態についてみていきましょう。「え、そうだったの?」と、今まで知らなかった猫の魅力が見えてくるかもしれませんよ?
猫は甘さを感じないって本当?
「レモンは酸っぱい」「チョコレートは甘い」といったように、私たち人間には、甘味・苦味・酸味・塩味・旨味の5つの味覚が備わっています。しかし、猫はそのうちの旨味と甘味を感じることができません。
舌には、味蕾(みらい)という小さな蕾の形をしたものが表面にいくつも並んでおり、人間や犬、猫などの脊椎動物には少なからずこの味蕾が備わっています。人間であれば10,000個程(年齢とともに数が減少)あるといわれていますが、猫に関しては人間の1/20の500個程しか味蕾が備わっていません。
ですので、猫は人間に比べて味覚を感じにくく甘味をほとんど感じることができないのです。
しかし、猫によっては甘い食べ物に釣られて近づいてくる子もいますよね。
猫は甘味を感じることはできませんが、その分嗅覚が発達しているため匂いを好んで近づいてくるのではとされています。
猫は性別によって利き手が決まっている?
猫には利き手があるのをご存じですか?皆さんに右利き、左利きがあるように、猫にも利き手があるというのです。本来、利き手は遺伝や習慣によって決まるといいますが、猫は性別によって利き手の傾向が大きく異なるといわれています。
2018年、英クイーンズ大学ベルファスト校の心理学者デボラ・ウェルズ博士が、猫の利き手(足)について論文を発表しました。研究内容としては、食事や階段の昇り降り、トイレに入る際に先に踏み入れる手など、猫の行動パターンでどちらの手を使うのか調査を行ったところ、約70%の確率で左右どちらかの足を優先的に使っているということがわかったのです。
そして性別で比較してみたところ、オスの利き手は「左」が多く、メスの利き手は「右」が多いという結果となりました。
性別によって利き手が異なる明確な理由は定かではありませんが、男女の脳の構造の違いと性ホルモンが影響しているのではないかとされています。
猫は人間の言葉を理解している
自由気ままに過ごす猫は可愛いらしい反面、「言うことを聞かない」「何を考えているのかわかりにくい」といった声も少なからず耳にします。普段からあまり感情を表に出さない猫に、何を言っても効果はないのでしょうか…?いいえ、そんなことはありません。
実は、猫は人間の言葉を理解しているというのです。
2019年の英国発行の学術誌によると、飼い猫は「自分の名前」「一般名詞」「同居する猫の名前」を聞き分けているということが研究により明らかとなりました。
それぞれの言葉を聞かせて猫の反応を見てみたところ、自分の名前に対し大きく反応を示したのです。またそれは飼い主に限らず、別の人が呼びかけに対しても猫は自分の名前に反応したため、猫は人間が発する「言葉の音声を理解している」ということが結果としてわかりました。
ぜひご自宅で猫を飼われている方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
さいごに
古くから多くの人に愛され続ける人気者「猫」。
その魅力は見た目に限らず、ときに見せる意外な一面に愛らしさを感じることでしょう。
人の言葉を理解し、人と同じように味覚や利き手があるのだということがわかり、さらに猫の魅力をお届けできたのではないかと思います。
2月22日はそんな愛らしい猫の魅力を再確認する大切な日です。
身近に猫がいらっしゃらないといった方も、ぜひこれを機会に猫に関するイベントに参加してみてはいかがでしょうか。