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いよいよ大学全入時代へ

2022年01月22日

【大学全入時代とは】

 

大学入学希望者が大学定員を下回り、選り好みしなければ希望者全員が大学に入学出来るようになる事。少子化により18歳人口が減るなか、大学増設だけ進み、定員が増え続けてきた事が原因です。しかし「全員が入学出来る」とは言ってもあくまでも「選り好みしなければ」の話です。人気大学への入学は今まで以上に厳しくなると言われているのでぬか喜びは禁物です。

 

【受験戦争は過去の話】

 

今からおよそ40年前「受験地獄・受験戦争」と言われていた時代、大学入試は定員40万人に対して志願者数は65万人だったので単純計算で合格率はおよそ60%でした。それに対して文部科学省の発表では、これからの18歳人口の減少、大学の定員の増加率、志願者数の上昇率などから2024年には定員64万人に対して志願者数は60万人になり合格率は90%を超えると予想されています。直近の令和4年度の大学志願者数は約61万人で前年度より約2.3万人減少し、初めて大学定員を下回る見込みです。このまま進学率が変わらず18歳人口が減り続ければ、定員を維持出来ず統合・廃止される大学が多数発生すると言われています。

 

【これからの大学入試】

 

これまでの大学入試は、学力を評価・判定するというよりも、「いかに志願者をふるい落とすか」が目的だったのに対して、大学全入時代においては、多くの大学で「いかに優秀な生徒を集められるか」が重要になり、入学者の学力水準の確保が出来なくなると心配されています。また、高校側でも今までの大学入試を主眼とした指導・生徒の学習意欲の喚起が難しくなると予想されています。ようするに「気を抜けば幾らでも勉強しなくなってしまう」という事。「何をどのように勉強したいのか」「社会に出た時何が出来る自分になりたいか」今まで以上に自分を見つめ、明確にしていく事が重要な時代なのです。

 

【どうなる?大学受験】

 

大学全入時代になると、確かに昔と比べて同じ大学への合格はし易くなりますが、今後は受験者を集められる大学と、定員割れする大学の二極化や増えすぎた大学の淘汰が進み、人気大学への入学はかえって難しくなるとも言われています。しかしそれでも18歳人口が更に100万人を割り込んでいけば今の小中学生にとって、進学の自由度が増す大学全入時代の到来は朗報となるかもしれません。

 

(甲府山手通校 A.K先生)

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