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小説は苦手ですか?では今日は私とジブリ作品の考察でもしましょう!

2021年11月27日

みなさん、ジブリ作品はお好きでしょうか?

風の谷のナウシカ、となりのトトロ、ハウルの動く城、ゲド戦記…、そして最近ではアーヤと魔女が発表されましたね。

お気に入りの作品はありますか?

 

さて、みなさんも知っているかと思いますが、ジブリ作品はただ楽しい!感動する!だけではなく、様々な謎を見ている私たちに投げかけ、問いかけてきます。

今回はその一部を紐解いてみましょう。

 

「千と千尋の神隠しのカオナシって…」

 

「千と千尋の神隠し」は主人公の女の子、千尋があるトンネルを潜り抜けた先にある、日本の神々の憩いの場…湯屋に迷い込んでしまい、その湯屋での千尋の不思議な体験と成長を描いたお話です。この物語は本当に多くの個性的なキャラクターが登場しますが(さすが八百万の神ですね)、中でも印象的なのがカオナシでしょう。

 

カオナシはどんな存在なのでしょう。ただ色の濃いキャラクター?ただただ謎の存在?それとも??一般的に何も考えず、ただ物語を楽しく見る、ということであればそこまで深入りせずともよいキャラクターなのかもしれません。

しかしその物語の全容を踏まえ、なぜそのキャラクターを千尋と一緒に行動させたか…を考えると、カオナシの正体がつかめるかもしれません。

以下は私の感想ですが…。

 

カオナシは言葉も発せず、これといった意思もなく湯屋に迷い込み、後半はぐんぐん成長していく千尋の後を追う…。これらの点からカオナシはその名の通り、顔のない、色のない、居場所のない存在の象徴だったのではないでしょうか。また、千尋と行動しているうちにカオナシが自分の仕事を得、銭婆の家に居場所を見つけた時の安心した表情から、その存在は今の現代社会の中、もっと言ってしまえば誰の心の中にもいる存在なのではないか、と飛躍して考えることができます。私たちも周りの人に褒められたり、認められたりするまでは心が寂しく迷子になりがちですよね。つまり私が考えるカオナシとは今を生きている私たちそのもの、です。多くの人の心に存在している気持ちをカオナシが上手く表現しているのかもしれません。

 

…ただの深読みですかね。カオナシの存在の受け取り方はもっといろいろあると思うのでみなさんの意見も聞いてみたいです。

 

はい!ここでもう一度このブログのタイトルを読んでみてください。

「小説は苦手ですか?」

小説文は論理的飛躍が少ないため『想像(イメージ化)』を働かせることが大事です。

さらに『想像』を具体的な事柄に変換する力も必要となります。

つまり小説問題を表向きの言葉や表現だけで受け取らず、登場人物の性格や格好、そして物語の背景を客観的に捉えることが何より大切だといえます。

今回は考えるきっかけとするため映像作品を例として『想像』の重要さをお伝えしましたが文章でも同じことがいえるのです。

 

どうでしょうか?

 

少しだけでも『想像』の楽しさと奥行きの広さが伝わったでしょうか?

意識して読解すれば小説文を読み解くとき、新しいものの見方に出会えるはずです。

小説はおもしろいですよー!

(山梨市駅前校 H.O先生)

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