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前置詞の持つイメージ chap. 1(全15回)
2021年06月12日
こんにちは!
今回から英語の前置詞についてお話ししていきます。 前置詞を適切に使って英語を表現することは難しいですね。 日本語の助詞と似ているものの、 必ずしも一致するわけではありません。 そんな紛らわしい前置詞を理解しながら楽しく英語学習を進めてい きましょう。
【前置詞とは】
主に名詞の働きをする表現と結びついて形容詞や副詞を作ります。 また、慣用句的に動詞や形容詞と結びつき、 決まった連語も作ります。
1語の前置詞では、of, in, to, for, on, with, at, by, from, などがよく使われます。
2つの前置詞を組み合わせた「二重前置詞」 と呼ばるれるものもあります。 特にfromと位置関係の前置詞behind, above などが合わさります。
他にも2語以上が集まって1つの前置詞の役割を果たす「 群前置詞」があり、成句として覚えますね。例えば、in front of (〜の前で), because of(〜のために)などです。
【前置詞の持つイメージ】
各前置詞には1つの核となるイメージがあります。 そのイメージを押さえ、 それを映像として頭に思い浮かべながら訳していくことが大切です 。
例えば、along という前置詞をみてみましょう。
「〜に沿って」と訳されますね。along のイメージは、ある『線』 状のものやその概念に平行な一直線の動きです。
〈例文〉
☆ We walked along the river for about 20 minutes.
私たちは20分くらい川沿いを歩いた。→( 川に沿って歩くイメージ)
☆ Move along!
立ち止まらないで進んでください。→( 列を直線上に動いているイメージ)
☆ They are getting along very well with each other.
あの2人はとても良い関係だ。→( 彼らが良い距離を保って並行しているイメージ)
along に触れた時に、「〜に沿って」と訳さなくても「 平行な長い矢印の動き」をイメージできると、 日本語の訳がスーッと入ってきます!!
【まとめ】
1つの前置詞の持つイメージを捉えることによって、 自然な英語が身につき表現の幅が広がります。 ただ言葉を暗記するだけではつまらないですし、 効率もよくありません。次回から毎回1つの前置詞を取り上げ、 そのイメージに着眼し様々な英文を紹介していきます。 楽しみにしていて下さいね!
(山梨市駅前校 M.O.先生)