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KADOKAWA まんが学習シリーズ『世界の歴史』を大学受験的視点で読んでみた!

2021年05月29日

2021年2月、「KADOKAWA まんが学習シリーズ『世界の歴史』」が刊行されました。

このシリーズは「歴史の大きな流れをつかむ」ことをコンセプトに、2015年「角川まんが学習シリーズ『日本の歴史』」が出版され、累計部数600万部を越える⼤⼈気シリーズとなりました。今回の『世界の歴史』も発売2カ月で累計88万部を突破し、注目を集めています。

 

「KADOKAWA まんが学習シリーズ『世界の歴史』」では、従来の各国・各地域の「縦の歴史」だけでなく、地球規模の諸地域の政治・経済・文化などのつながりに注目した「横の歴史」、つまり、最先端の歴史理解方法である「グローバル・ヒストリー」が採用されています。また全20巻のうち11巻以上で近現代史が描かれ、2022年高等学校の新必修科目である「歴史総合」の先取りも意識しています。さらには、2020年最大の世界史的出来事である新型コロナウイルス感染症(COVID-19)や黒人差別反対運動「Black Lives Matter」など最新の出来事も掲載されています。

 

ちなみに、2021年度共通テスト「世界史B」の問題と、「KADOKAWA まんが学習シリーズ『世界の歴史』」を「ダ・ヴィンチニュース」編集部が照合したところ、この『世界の歴史』だけで〈82点〉得点できることが判明しました。
(「ダ・ヴィンチニュース」2021年2月26日配信:https://ddnavi.com/news/743358/a/)

 

私も実際に買って読みましたが、本当に面白い!あくまで個人の感想ですが、これまで教科書を読んでいると平面的に感じてしまい、上手に頭の中に入ってこない感じがありました。しかし、この『世界の歴史』では漫画で描かれているので、歴史的出来事が立体的に動いて感じられます。また現役生が苦手な「諸地域の横のつながり」がイメージしやすい点も、この本の良いところです。

 

さらに教科書や参考書でも少ししか触れられていない箇所がしっかりと説明されていて、さらに理解度が高まりました。特に、中世イタリア史の教皇党(ゲルフ)と皇帝党(ギベリン)の成立の話や、19世紀後半パン=イスラーム主義という思想を説いたアフガーニーのところは、それぞれバラバラであった知識が見事に繋がることでその時代の雰囲気が理解できた点は、特に面白さを感じました。

 

〈大学受験で世界史を選択する…このような人に読んで欲しい!〉

1,世界史が平面的に感じる人

恐らく地歴公民を苦手としている人、用語が覚えられない人の多くは歴史的出来事や歴史上の人物がバラバラにしか見えていないと思います。しかしこの『世界の歴史』を読めば、歴史の大きな流れや一つひとつのつながりがわかり、その後の勉強での理解度が高まるはずです。

 

2,論述問題に取り組む人

地歴の論述問題では、様々な知識を総動員して解答を作っていく作業が必要です。『世界の歴史』を読むことで歴史的出来事の横とのつながりが容易に理解できるので、論述対策を行う上でも有効だと思います。

 

3,私大入試で満点を目指す人

この『世界の歴史』を読んでいると、大学受験的にマニアックな人物・出来事が数多く登場します。なかには、受験では絶対出ないだろ!と思われるモノもあります。満点を目指したい人・世界史が本当に好きな人でしたら、この本を読むことで様々な知識が得られるはずです。

 

この「KADOKAWA まんが学習シリーズ『世界の歴史』」は、世界史を全く知らない人や小学生・中学生がいきなり読んで理解できるかは少し厳しいと思います。それでも何周も読めば徐々に面白くなっていくでしょう。一方、世界史を勉強してきた人、ある程度知識がある人がこの本を読めば、必ず面白く感じるでしょうし、世界史の理解度は高まるはずです!

世界史選択の受験生の皆さん、まだ時間のある時に読んでみてはいかがでしょうか。

 

(甲府山手通校 T.H先生)

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