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資料から考えること
2021年05月22日
question
今日は、ある数字を見ていきましょう!!
20代の独身の人の平均貯蓄が106万です。(金融広報中央委員会)
多いなと思った人もいるかもしれません。大学を22歳で卒業して、と考えると20代で100万か。うん、うん。 しかし20代は20歳~29歳までです。
29歳で100万円の貯金か! ちょっと少ないかな?
よく見ると独身の人と書いてあるぞ! 独身の人と結婚している人どちらが
たくさん貯金があるのかな? などなど一つの文章から色々なことが考えられます。
そもそもよく聞く『平均値』という数字を、鵜呑みしていいのかな?
ここで1つ考えてみましょう!!
20代・独身の人の貯蓄額の中央値はいくらだと思いますか?
中央値ってなんでしたっけ?と忘れてしまっている人に・・・・><
中央値は 順番に並べた時の真ん中の値でしたね。
平均値が106万円だから中央値も同じくらいの100万円かな?
だいぶ少ない半分の50万円? それとも2倍の200万円??
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Answer
「正解は・・・」
正解はちょっと驚く 5万円です!!!
内訳を簡単にみていくと
0円・・・45% 100万円未満 ・・・28% 100~200万円・・・10%
200万~500万・・・8.5% 500万~1000万・・・・3%
1000万以上・・・2%
えっと中央値は順番に並べた時の真ん中の値だから、50%の順番の人がいるところだね。
0円が45%だから、50%の順番の人は少しいったところで・・・・・5万円!!
確かに合っています。
平均値と中央値この2つの数字が意味することを、これからは注意して数字を見ていく必要がありそうですね。
Conclusion
今回は平均値という考え方に対して、中央値という別の視点から数字について考えていきました。このように1つのことがらについて様々な角度で考えていくことは大切です。
高校入試、大学入試の傾向として資料の読み取り問題が出題される傾向が強くなっています。また小論文でも資料を読解した上で、自らの意見をもとめられる
ことが増えています。普段から新聞やニュースなど気になるものは、より詳しく調べたり、他の人の意見を聞いたりしていくことが大切です。またその中で自分の意見を持つ練習もしていきましょう!!
(富士山駅前校 S.T先生)