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日本語で使われている英単語のおもしろいおはなし
2020年09月05日
タブレット、サッカー、エレベーターなど、私たちが使っている日本語の中には、とてもたくさんの英語が使われています。今日は、英語と日本語の意味がちょっと違う英単語のお話をします。
★ターミナル(terminal)
駅のバス乗り場のことを、バスターミナルといいますね。みなさんも利用したことがあるでしょうか、新宿駅のバス乗り場は、“バスタ新宿”という名前です。それで私たちは、ターミナル=大きいバス停、というイメージを持っていますが、英語では“終わりの、終末の”という意味があります。
a terminal stageは末期という意味。terminal cancerというと、末期がんです。もちろん、bus terminal 、air terminal(空港のターミナル)といった、日本語と同じ使い方もありますが、それは”終点の、終着駅の“という意味からきています。
★スクリーン(screen)
スクリーンと言えば、映画館の映像を映し出すところですよね。あと、パソコンの画面もスクリーンと呼んだりもします。英語にはこれに加えて、“仕切り”とか“網戸”という意味もあります。また、動詞だと”(志願者を)ふるいにかける、審査する“という意味もあります。網を使って、ふるいにかけて、良いものと悪いものを選別するのですね。日本語でも「フィルターにかける」という言い方をすることがあります。ちなみにfilter(フィルター)には、ろ過する、という動詞があります。
★ドーナッツ(doughnut)
これは英語でももちろんドーナッツの事なのですが、ドーナッツのドウ(dough)という単語は、小麦粉をこねたもの、パン生地、という意味です。また、ドーナッツのナッツ(nut)は、機械の組み立てに使われる、ボルトやねじといっしょに使われる穴の開いた部品のこと。ドーナッツは、パン生地でできた穴の開いたナットのような形の食べ物、ということでしょうか。
言葉って面白いものです。少しでも英語を面白いと感じてもらえるとうれしいですね。
(甲府山手校 A.R先生)