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大学入試制度紹介~学力による年内入試ができる大学~
2025年04月12日
今回、私が紹介する大学の入試制度は、年内に学力試験による試験ができる大学のまとめです。特に話題となったのは2025年度入試から導入された東洋大学の 学校推薦型選抜です。では東洋大学の年内学力入試について見ていきましょう。
①実施要項
試験日:12月1日に試験が実施されました。
区分:高等学校長の推薦を受けて受験する推薦入試です。しかし、他大学や東洋大学の一般選抜との併願が可能です。
評定:評定平均の出願基準はありません。
②受験科目
推薦入試にも関わらず志望理由書や学修計画書などの書類提出、面接も実施されません。学力テストの科目は「英語・国語」または「英語・数学」の2教科です。英語に関しては、外部試験のスコア利用も可能です。その外部試験のスコアについては、英検CSEについてのみ取り上げます。2304以上→100点、2150以上→90点、1980以上→80点、1800以上→70点で換算され、2教科の成績のみで合否が判定されます。
③結果
詳細は大学から発表されていませんが、約2万人が受験し、約35倍の志願倍率となったようです。
④注意点
この東洋大学の年内入試は文部科学省からルール違反であると指摘を受けており、今後の動向に注意が必要です。最新の情報は、東洋大学の公式ウェブサイトで確認するようにしてください。
⑤その他の学力による年内入試ができる大学
・大東文化大学:現代文、英語(外部試験利用制度あり)、志願票、他大学との併願可
・関東学院大学:国語、数学、英語、面接、出願書類 (学部、学科によって科目数、面接有無、併願可否が異なるので注意が必要です。
・国際医療福祉大学:特待奨学生入試、一回のテストで複数のキャンパスの受験が可能、英語必修、その他1科目選択、小論文、併願可、一般合格あり。
・共立女子大学:総合型選抜(基礎学力方式)、国語、英語必修、学科によっては理科、基礎デッサンがあります。併願可、試験日9月29日、発表11月1日と早い段階で合格が決まる入試です。
・神奈川大学:有名な給費生試験で文系国語、英語必修、その他1科目。理系英語、数学、その他1科目で受験できます。給費生合格すれば、最大920万円の給付を受けることができます。一般合格あり。
⑥まとめ
今回、年内に学力入試で受験できる大学をまとめましたが、学力試験による受験は2月1日以降とのルールがあり、問題となっています。そこで、文部科学省は「小論文や面接、実技など2種類以上の評価方法を組み合わせる」「評価方法の一つとして、基礎学力を把握する試験を認める」とルール改定案を了承しました。受験制度は年々複雑化し、多様化しています。自分に合った入試制度を見つけるためにカテキョウの先生に相談してみましょう。
(富士吉田事務局 N・M)
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