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色々な単位(重さ編)

2024年10月05日

 

前回はいろいろな長さの単位を紹介しましたが、重さにもいろいろな単位があるのはご存知でしょうか?1合や1カラットは馴染みがあると思います。今回は重さの単位を紹介します。

1キログラムとは

まずは1kgの定義を紹介します。

1kgとは「高さ、直径が約39mmの白金とイリジウムでできた合金でできた分銅1つ分」です。この合金は安定していて腐敗も少なかったため、メートル同様各国が採用するようになりました。

しかしこの分銅は少しずつ軽くなっているため、現在は量子力学のプランク定数から逆算して1キログラムをを定義しています。

重さの単位の例(海外)

では、重さの単位を紹介します。

・1グレーン

大麦1粒の重さで1グレーン=約0.065gです。メソポタミア時代から使われていた歴史の古い単位です。

・1ポンド

主にアメリカで使われる重さの単位です。1ポンドは約454gです。単位はlbで、ラテン語のlibrapondoが由来です。1ポンド=7000グレーンで、これは1日分の主食の量を意味しています。パウンドケーキのパウンドは実はポンドのことで、これは1日分の主食の量を使ったケーキということになります。つまりパウンドケーキ3等分が1食分になります。

・1カラット

宝石の重さの単位です。ギリシャ語でケラティオン(keration)という名前の豆(約0.2g)を重りに使ったことが由来とされています。そのため、1カラットは約0.2gと定義されています。

重さの単位の例(日本)

日本でも昔から米の数え方などに独自の単位を使ってきました。その一部を紹介します。

・1升(しょう)

お酒の一升瓶にも使われるこの升、実は大宝律令の時代には既に使われていたそうです。お米を手ですくった際の体積と言われており、1升=約1.5kg=1.8Lです。この1升を基準に様々な単位が生まれました。

・1合

1合は1升の10分の1になっており、1合=約150gでおよそ1食分に相当します。1人なら1合、3人なら3合お米を炊けばよいとわかります。

・1臼(うす)

1臼は2升分のことで1臼=約3kgです。お米が3000gで販売している理由はこの1臼が由来です。

・1斗

一斗缶などで知られる斗は5臼のことで1斗=約15kgです。体積に換算すると18Lで、塗料の缶などに使われています。

・1俵(ぴょう)

1俵は4斗のことで、1俵=約60kgです。米俵には米が1俵分、つまり60kg分入っています。

まとめると

1俵(60kg×1)

=4斗(15kg×4)

=20臼(3kg×20)

=40升(1.5kg×40)

=400合(0.15kg×400)

で、1俵はおよそ400食分だとわかります。

まとめ

1合150gということは3食で450gなので、1ポンドの454gに近い値になっています。主食も国も違うのに1日分の主食の量が同じになるのは不思議ですね。

今回紹介したもの以外にも1石や1反など面積に関する単位もあるので、興味のある方はぜひ尺貫法で調べてみてください。

(山梨市駅前校 R・G先生)

 

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