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「世界史地域史攻略法-南アメリカ史(アンデス文明)編-特別編③」
2024年06月22日
Hola!
前回(世界史地域史攻略法-南アメリカ史(アンデス文明)編-特別編② )はマチュ=ピチュの話だけをするつもりが、インカ帝国史・ペルー現代史まで話が飛びました。どこで道を間違えたのか…
今回はマチュ=ピチュ遺跡内部の話です!どんどん進めていきましょう!
(1)アンデネス(段々畑)
山の尾根に築かれたマチュ=ピチュ遺跡の両斜面にはアンデネス(段々畑)が作られています。森の中の湧き水が出ているところから水を引いており、遺跡内には水路が張り巡らされ、16の水汲み場もあります。高さ3mずつ全部で40段あった段々畑では、その水を使ってジャガイモやとうもろこしなどを栽培していたそうです。
(2)マチュ=ピチュの「正門」
上の写真は生産区域と市街地の境界で、この門はマチュピチュの正門であったと言われています。下の写真が正門と市街地です。
(3)インティワタナ
インティワタナとはケチュア語で「インティ」が「太陽」、「ワタナ」が「結ぶ」ということで、合わせて「太陽をつなぎとめる場所」という意味です。この石は日時計だと言われています。マチュ=ピチュの中では最高点にあるので眺めは良く、最高のパワースポットだそうです。
(4)太陽の神殿
太陽の神殿と呼ばれていますが、その目的は未だに謎な建造物です。この建造物と特徴としては、曲線を石組みで表現している技術力の素晴らしさです。残念ながら、中に入ることは出来ません。
(5)インカ橋
インカ道の途中にある丸太が3本だけかかった橋です。敵が来たときに丸太を落とし、侵入を防ぐ仕組みだそうです。岩壁の反対側の断崖は水面まで500m以上あります。現在は通行止めになっています。
(6)インティプンク
インティプンクとはケチュア語で「太陽の門」という意味で、オリャンタイタンボからのインカトレイルツアーではマチュ=ピチュへと続く最終ポイントとなります。眺めは良いはずなのですが、この日は最悪でした…。
(7)ワイナ=ピチュ
ワイナ=ピチュって名前は知らない方が多いかも知れませんが、マチュ=ピチュの写真ではよく見る場所でして…
実は
この山のことをワイナ=ピチュと言います。ケチュア語で「若い峰」という意味です。ちなみに、マチュ=ピチュは「老いた峰」という意味で、山自体はこの写真の撮影場所である見張り小屋の背後にあります。山の名前がこの遺跡の名前になりました。
このワイナ=ピチュの頂上には遺跡もあります。頂上付近が階段状になっているのがわかりますか?段々畑です。
頂上付近からの眺めです。石垣があるのがわかりますか。
ワイナ=ピチュへの登山ですが、現地ガイドは「30分で行けるよ!」と言っていましたが…断崖絶壁でした。高所恐怖症には耐えられません。途中ロープを頼りにしながらなんとか1時間で登りきりました。
トンネルもあります。
ワイナ=ピチュの頂上からのマチュ=ピチュ遺跡の景色です。アンデネス(段々畑)の様子もわかりますね。
マチュ=ピチュについてはこれで終わりです。マチュ=ピチュは本当に良い遺跡なので、皆さんもいつか訪れて下さい。日本からの3日ほどかかりますが…
次回も南米大陸について話していきたいと思います…半分『南米旅行記』になっていますが
Adiós!
(甲府駅北口校 T.H先生)
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