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朝読書の効果

2024年04月20日

 学生の皆さんは本を読むことは好きですか?

私は本を読むことが好きですが、習慣になってはいません…。

 

 読書の習慣といえば、学校で朝読書を取り入れている学校は多いのではないでしょうか?

読書が好きではない人からすれば、苦痛の時間かもしれませんね。

「読書が好きな人だけがすればよい。」と思っている人もいる朝読書ですが、なぜ取り入れられているのでしょう?

 

 朝読書の効果について、一緒に確認していきましょう!

 

【学力面での効果について】
  1. 本を読めない子が本を読めるようになる。
  2. 言語能力が伸びた。等
  3. 読書時間が長い子の方が平均偏差値が高い。(ここでは、勉強時間が30分~2時間、睡眠が6~8時間のグループで調査を行っています。その中で、一日の読書時間を「全くしない」「10分未満」「10~30分」で比べた結果、「10~30分」の子の平均偏差値が高かったことを意味します。)
  4. 勉強をする時間が同じでも、読書をする子の方が平均偏差値が高い。(ここでは、勉強時間が2時間以上のグループで調査を行っています。その中で「全くしない」「10~30分」で比べた結果、「10~30分」の子の平均偏差値が高かったことを意味します。)

 学習面ではこのような効果があるようです。「本を読めるようになる」、「言語能力が伸びる」等、国語で必要とされる能力のアップが期待できるようですね。また、平均偏差値についてみても読書をするかどうかが関わっているように見えます。  

 私的には、「国語を勉強するぞ~」と思いながら国語能力の向上を目指すのは結構苦痛だと思います。しかし、読書で自分の興味があるお話を読んでいきながら楽しく国語能力を向上させられるなら、そちらの方がいいかなあと思いました。

 

【学習面以外の効果について】
  1. 朝の10分間が有効に使えるようになった。
  2. 遅刻が減った。
  3. 授業にスムーズに入れるようになった。
  4. 集中力が付いた。
  5. 本を読む時間が増えた。
  6. 豊かな心が育った。
  7. その子なりに成長できた。等

 学習面以外での効果としても、たくさん効果があるのに驚きました。特に、「遅刻が減った」という項目について、読書に関係がなさそうなところにも朝読書の効果があるのか…。と、かなり意外に思いました。

 

【朝読書、侮りがたし】

 一緒に効果を確認していっていかがだったでしょうか。思ったよりもたくさんの効果がある事がわかりましたね。今まで朝読書に対してあまり乗り気ではなかった人も、「朝読書の恩恵を受けるために、読書を楽しんでみよう!」と思ってくれると幸いです。私も朝読書を習慣にしていきたいと思います。

 

【参考文献】

・薬袋秀樹,2010,「朝の読書の効果に関する議論について—朝の読書関係単行書における説明の分析」,日本生涯教育学会論集,31,pp.23-32

・TOHAN,2018,「脳科学者・川島隆太教授の研究「朝の読書」の効果を科学的に実証,(2024年3月13日取得, https://tohan.jp/news/20181220_1331.html)「取得日=閲覧日」

 

(山梨市駅前校 E・H先生)

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