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「諦めないこと=大人になること」
2024年04月13日
皆様、こんにちは。
2024年度も卒業生が羽ばたいていき、新たに2025年度が始まります。今日は2024年度の高3生達について振り返りたいなと思います。
2024年度は受け持っている高3生が7人いたのですが、そのうち5人は高校入学前の中学から一緒に頑張ってきた生徒達でした。5人は高3生の時に推薦も狙えるようにと、高1から頑張ってきました。もちろん、部活や友達関係など上手くいかない時期もそれぞれありましたが、そのような時でもよく踏みとどまっていたと思います。
推薦入試に挑戦することが決まってからは、高校に提出する文章との格闘です。まずは推薦会議に向けての資料を作らなければなりません。担任の先生が初めて高3で流れが掴めていない状態の生徒達は、自分が早く提出資料を持っていっても、全然添削が返ってこないなどの状態になりました。そんな時も、上手く担任の先生に話にいくなどの対処ができるようになりました。
また、担任にOKをもらった文章が学年主任に提出されたら、主旨すら直されて戻ってくるという状況にもなりました。その後、担任と学年主任の間を行ったり来たりするはめに。最後は学年主任に状況を話しに行き折り合いをつけてまとめました。
大学に提出する資料ですら、期日に間に合わなくなるというギリギリまでその状況でした。
これらの状況を乗り越えたことから、自分より目上の人に対して、上手く状況を好転させる術を学んだと思っています。大人の社会ではよくある状況です(望ましくはありませんが)。自分が指示できる側ではないが、状況を好転させなければならないという難しい状況をよく諦めず乗り越えたなと思います。
推薦で不合格になっても、ずっと目指していた大学を諦めず、共通テスト&一般入試を乗り越えていった心は、応援しているこちらも勇気をもらいました。
もちろん、推薦の不合格の後は、精神的にもダメージを受けていました。しかし、そのタイミングのご家族の理解力が素晴らしかったです。私が伺った時も「今は勉強よりも話を聞いてあげて下さい」と言われた時は、支えるということはこういうことだと実感しました。その時に必要なことを的確に判断できるご家族は本当に素敵でした。
最終的には、全員が第1志望に合格できたことは本当に嬉しいことです。2024年度入試は、私も本当に多くのことを学びました。そして、自分の道を切り拓くための諦めない心は、生徒達それぞれが大人になっていく過程なのだということを改めて実感した1年でした。