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無言のマナー
2023年02月04日
皆様、こんにちは。
新しい道へ進む人、慣れた学校生活の区切りを迎える人、それぞれが新しいことへ向かっていく時季ですね。その中で、少し外出をしやすい春が来ていることを願いたいものです。
外出するとその場にある無言のマナーというものは数知れず存在します。初めて出掛ける場所はその無言のマナーが分からないことも緊張するひとつの理由ですね。今回私が書きたいことは「他人に迷惑をかけること=マナー違反になる」ということです。それに関しては子どもも大人もありません。
ここ数カ月で何故か続いたことを書きます。私はアイスショーやミュージカルによく行くので、観客は暗い側にいるということが多いのです。スポーツ観戦などもそうですが、会場にはアナウンスされるマナーもありますが、それぞれが無言で気をつけているマナー(ルール)も多々ありますね。私の場合、暗い側にいる観客は演出の照明を考えて明るくなるものを出さない使わない、背もたれに背をつけて観る(ひとり前かがみになると後列の観客は見えない部分が出るから)、音に関しても演出の妨げにならないよう携帯の電源は切るまたは音もバイブレーションもしないようにする、等々が代表的な無言のルールです。
しかし、ここのところ運悪く、スマホを出して見る、という愚行を平気でする人が近くにいることが続きました。前回は前から2列目の人がそれを行い、そこから後ろの広範囲の人が前半で余計な明るさが目に入るという迷惑を被りました。前後半の間にある休憩時間に私と友人、隣の人で注意したのです。私たちはその人からしたら列も違う斜め後ろ側に座る客でした。理由も照明の関係があることなどしっかり伝えました。しかし、後半ではスマホでは無くアイパッドを出したのです。後列や隣などの皆さんは、さすがに驚きで、後半途中でしたが真後ろの方々が再度きつめに注意しました。そうしたら退場していったのです。
その人の言い分は「順番を調べたいから」ということでした。でもそんなことを公演中にスマホやアイパッドを使い調べる人はいません。演出の妨げにならないように。皆で楽しむものだから。
私は無言のマナーは周りの人を思う心からできていると思います。自分だけがしたいことをするという自己中心的な考え方では、周りに嫌な思いをさせ迷惑を掛けるのは当然です。良いものを観客に届けたいと思って演じてくれている人や表には出ない関係者さん達にも失礼ですよね。皆で気持ちよく過ごせるように考えて行動できる人になることが大事だなと痛切に感じる今日この頃です。