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【職業紹介シリーズ】声優ってどんな仕事?仕事内容や魅力ついて紹介
2022年09月07日
近年、中高生のなりたい職業ランキングの上位に位置する『声優』のお仕事。
アニメやゲーム、映画などの影響でプロの声優を目指す方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな声優の仕事や魅力について簡単にご紹介していきます!
声優は、自身の声を使ってさまざまなマスメディアに声を吹き込むのがおもな仕事となります。
具体的にどのような仕事があるのでしょうか。
【 声優の仕事内容 】
・アニメーションのアフレコ
・洋画の吹き替え
・テレビ番組やCMのナレーション
・ゲームやアプリのセリフ吹き込み
・ラジオパーソナリティ
・各施設のアナウンス
・舞台役者や歌手 など
アニメーションや映画といった登場キャラクターのアフレコを行う以外にも、テレビ番組のナレーションやラジオなど、声優は多岐に渡ってさまざまな場面で活躍しています。
なかでも、もっともイメージするのはアニメーションのアフレコ。キャラクターの個性を声色で表現し、命を吹き込むこの仕事に憧れを抱く方も多いのではないでしょうか。
アニメーションのアフレコは、まず収録前に台本とVTRが手渡され、それらをもとに役作りとアフレコの練習がスタートします。本番当日は、収録スタジオにてキャラクターの動きに合わせてアフレコを行います。
人気声優ともなれば、こういった収録を複数掛け持ちすることも珍しくはありません。
また、なかには声優業に限らず俳優や歌手として活動の幅を広げている方もいます。
役者として舞台に立つこともあれば、アイドル声優としてライブやイベントなどに出演するのも自身の声を活かした仕事のひとつです。
では次に、声優になることでどのような魅力と大変さがあるのでしょうか。
作品に自身の名が残る
アニメや映画、テレビ番組などにはクレジットタイトルというものが必ず表記されます。
クレジットタイトルとは、出演者や制作スタッフ、スポンサーなどの名前を示す字幕のことで、もちろんそのなかには出演した声優の名前も表記されます。
その作品に携わったひとりとして、クレジットタイトルに自身の名前が流れたときの感動や達成感は制作スタッフならではの魅力ですよね。
自身の声が作品の人気に繋がる
その作品が人気になるかどうかは、ストーリーや演出、作画はもちろんのこと、声の表現力も重要なポイントとなってきます。
近年では、新作作品の内容に限らず、どの声優が出演しているかの期待値も高く、人気声優が出演していることで作品の知名度が上がるケースも少なくありません。
それだけ今の声優業界は、さまざまな視点から注目を集める存在へとなっているのです。
活躍のフィールドが広い
人によっては声の表現力や歌唱力を認められて、声優業に限らず、歌手や俳優、アイドルの世界で活躍する方も多くいます。声優として知名度が高くなったり人気が出たりすると、コンサートや各種イベントに参加する機会も増えてくるため、より幅広いフィールドで活躍したいという方にとって、声優はとても魅力的な仕事といえるでしょう。
安定した職業ではないということ
人によっては事務所を通して出演作品のオファーが来る場合もありますが、本当に自分がやりたい役、関わりたい作品がある場合は、声優オーディションに参加し、希望の役を勝ち取らなければなりません。
オーディションを受けても、声質がキャラクターの個性にそぐわない場合もありますので、どれだけベテランの声優であったとしても、やりたい仕事を得られるとは限らないのです。
それだけ、声優は安定した仕事ではないということをしっかり念頭に置いておきましょう。
プロとして活躍できるのは一握りだということ
上述でもお話したように、プロの声優として活躍していくためにはオーディションに合格し、役を勝ち取らなければなりません。
年齢やキャリア問わず、多くの声優がその1人の役を得るために必死になってオーディションを受けにいくのです。生半可な志では、役を得るどころか、声優としての仕事が来ない日が続くこともあるかもしれません。
プロの声優として最前線で活躍し続けるためには、強い精神力と忍耐力、そして自身の技術をさらに磨くため日々の努力を惜しまないということが大切です。
では、実際に声優として活動を始めるためにはどのような手順で準備を進めていけばいいのでしょうか。
声優を目指すためのルートはおもに3つです。
- 声優養成所や俳優養成所に通う
- 声優養成コースの専門学校に通う
- 一般公募の声優オーディションに合格する
声優になるためには、声優養成所や俳優養成所に通う、もしくは声優養成コースのある専門学校に通うのが一般的です。
そこから声優に関する基礎知識や技術を学び、声優事務所の所属オーディションを受験し、合格すれば晴れて声優として活動を始めることができます。
なかには一般公募のオーディションを受けて、そこから声優の道を目指す方もいますが、一般公募の合格率は極めて低いことと、一般公募と称して実際には募集すらしていない詐欺オーディションも存在していることから、あまりおすすめはできません。
着実に声優の道を目指すのであれば、しっかりと声優の基礎を学べる専門の養成所に通うのが一番の近道です。また養成所や専門学校に通うことで、有能な新人声優を発掘したい声優事務所からオファーがかかる場合もあります。
卒業と同時に声優事務所に所属できる方もいれば、養成期間中にメディアデビューをする方もいますので、まずは養成所もしくは専門学校に通い基礎を学ぶことから始めましょう!