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【職業紹介シリーズ】心理カウンセラーってどんな仕事?

2022年08月03日

「人間関係がつらい」「学校に行きたくない」

皆さんにも、人になかなか言えない悩みはありますよね?家族や友人にも話せない不安や悩みは、誰しも一度は経験することかと思います。

 

そんなときに活躍するのが『心理カウンセラー』です!

今回は、そんな心理カウンセラーの仕事や魅力、なるために必要なことについて簡単にご紹介していきます。

 

 

心理カウンセラーってどんな仕事?

 

心理学の専門知識と技能を活かし、さまざまな心の悩みをもつ相談者に寄り添い、精神的不調から回復するまでを手助けするのが心理カウンセラーの仕事です。

まずは相談者の抱える悩みがどういったものなのかカウンセリングを行います。

 

例えば、「無気力となり、なにも手に付かない」「人間関係がうまくいかない」「学校・職場・家庭での悩みがある」など、相談者の抱える悩みを解消するために、その人に適した治療法でカウンセリングを行います。

 

心理カウンセラーの仕事は、病院や学校、企業など就職場所によって若干異なりますが、基本的には心に悩みを抱える人のメンタルケアを行うのがメインとなります。

 

 

心理カウンセラーの魅力と大変さ

 

では次に、心理カウンセラーになることにどんな魅力と大変さがあるのでしょうか。

 

 

心理カウンセラーの魅力

 

 

自身のカウンセリングで相談者の回復していく様子がみられる

心理カウンセラーとして一番のやりがいは、やはり誰かの役に立てる仕事だということではないでしょうか。

「先生に相談して気持ちが楽になった」「考え方が変わって前向きになれた」など、自身のカウンセリングを通して少しずつ相談者の笑顔が見られるようになったとき、その喜びや達成感を得られるのは心理カウンセラーならではの魅力です。

 

人の悩みを解消することで、自身のスキルも上がる

心理カウンセラーは、さまざまな人の悩みを聞いていくなかで、ときに自身の悩みも解消されることがあるそうです。100人いれば100通りの考え方があるように、「そういう考え方があるんだ」「ここに悩みを抱える人もいるんだ」と、改めて自分とは違ったその人の感じ方や考え方を知ることができるのです。

より多くの方のカウンセリングを行うことで、自己理解が深まり、カウンセリング能力やセルフマネジメント力も上がっていくことでしょう。

 

多岐にわたって活躍できる

心理カウンセラーは病院に限らず、学校、企業、児童相談所、家庭裁判所など、さまざまな場所で活躍している仕事です。その施設を利用する方のカウンセリングを行い、メンタルサポートをするのが心理カウンセラーの仕事となります。

近年の新型コロナの影響で人との関わりが希薄になる一方で、電話やメール、SNSなどのコミュニケーションツールを通じてカウンセリングを受ける人の数は増えてきました。

今後も、心理カウンセラーはさまざまな場面で活躍する機会が増えてくるのではと予想されます。

 

心理カウンセラーの大変さ

 

共感しながらも感情的にはなってはいけない

心理カウンセラーの能力として、共感力は重要な要素のひとつです。

相手の心に寄り添い、自分のことのように共感することで悩みを解消できる相談者もいます。しかし、あまりに共感力が強すぎた場合、過度に感情移入してしまい冷静な判断ができなくなってしまうことも。心理カウンセラーも相談者と同じ人間です。

冷静さを保ちつつ、相談者の心に寄り添うケアを行うのが心理カウンセラーとして求められる素質といえるでしょう。

 

不安定な仕事であるということ

現状、ほかの職種と比較して、心理カウンセラーの正社員雇用は少ない傾向にあります。

正社員として働くためには、公務員である心理判定員になるか、病院での正社員募集で採用されるケースがほとんどです。

実際に心理カウンセラーとして生計を立てていくためには、いくつもの職場を掛け持ちして働く人も珍しくありません。なかには開業医として活躍している方もいますが、そのためには数多くの実績や高い技術力が求められることでしょう。

 

そんな魅力や大変さも兼ね備えた心理カウンセラーですが、実際になるためにはどうしたらいいのでしょうか。

 

心理カウンセラーになるために必要なこととは?

 

今後、心理カウンセラーとして活躍していくためには、心理学に関する資格を取得するとよいでしょう。

 

【心理カウンセラーとして活かせる資格】

・公認心理士

・臨床心理士

・認定心理士

・産業カウンセラー

米国NLP™協会の各種資格

 

なかでも『公認心理士』は国家資格であり、2017年に新設された比較的新しい資格です。臨床心理士との共通点は多いのですが、国家資格であることから今後の就職にも有利になることが予想されます。

 

また資格取得を目指すためには、それに適した専門知識を身に付けなければなりません。

おもに、このふたつのルートで資格取得を目指していきましょう!

 

・大学、大学院で心理学を学ぶ

・民間スクール、通信講座で学ぶ

 

臨床心理士や公認心理士の資格を取得する場合、大学または大学院にて6年かけて心理学を学ぶ必要があります。とくに臨床心理士は指定の大学または大学院での卒業が条件となっていますので、臨床心理士を目指す際はそれに向けた大学を選ぶとよいでしょう。

 

また心理カウンセラー向けの民間スクールや通信講座に通い資格取得を目指す方法もあります。短期間で資格取得を目指すことも可能ですので、状況に応じて選択してみてはいかがでしょうか。

 

現代のストレス社会を過ごしていくなかで、多くの方が心に悩みを抱えながら日々を過ごしています。小さな悩み事も、いつしか身体に不調としてあらわれ、日常生活を送ることも困難と感じてしまうこともあるかもしれません。

 

そんなときの心の拠り所となるのは『心理カウンセラー』の存在です。

専門知識をもち、心に寄り添ったケアを行うことで、苦痛を感じていた人生が明るいものに変わる相談者もいることでしょう。

 

人の心を理解するというのは容易なことではありませんが、ぜひ興味のある方は心理カウンセラーを目指してみてはいかがでしょうか。

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