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【職業紹介シリーズ】プログラマーってどんな仕事?資格や魅力を紹介
2022年07月20日
2020年にプログラミング教育が必修化となって以降、子どもたちの人気職業にランクインした『プログラマー』という仕事。
実際に、プロとして活躍していく際にはどのようなことをするのでしょうか?
今回はそんなプログラマーのお仕事について簡単に解説していきます!
プログラマーは、大きく分けて5つに分類され「何を開発するか」によって業務が異なります。
・ゲーム機器の開発をする『ゲームプログラマー』
・Webサイトに特化した『Webプログラマー』
・家電製品の開発をする『組み込み系プログラマー』
・アプリケーションの開発をする『アプリケーションプログラマー』
・高性能・集中処理型の大型コンピューターを開発する『汎用系プログラマー』
基本的にはどのプログラマーも、システムエンジニアが作成した仕様書をもとに、設計を具現化させるためのコードを打ち込んでいくのがおもな仕事となります。
コードとは、プログラミング言語を使いコンピューターに対して命令を与えるためのデータのこと。
膨大な数のプログラミング言語が存在するなかで、一般的に使用されるプログラミング言語の種類は約18種類ほどと言われています。JavaScriptやHTMLをはじめとする専門的な言語を駆使し、クライアントの求めるシステムの構築を行います。
もちろん、作成したシステムが無事に稼働するかのテストや運用・保守などもプログラマーの仕事のひとつ。さまざまなパターンの動作確認を行い、トライアルアンドエラーを繰り返して完成したシステムをクライアントに納品します。
では次に、プログラマーになることにどんな魅力と大変さがあるのでしょうか。
幅広いITスキルと知識が身に付く
プログラムを組み立てるには、さまざま言語やコードを理解しなければなりません。
皆さんの身近にある家電製品やスマートフォン、ゲームやアプリなど、これらはすべてプログラムによって稼働しています。それぞれに適した言語でプログラムを構築し、新しいシステムや物を生み出すためにはプログラマーがとても重要な役割となるのです。
スキルが身に付けばそれだけ収入も高くなる
現在のプログラマーの平均年収は、約400万円程度。
一般的な会社員の平均年収に比べるとやや低めではありますが、プログラマーはより専門的なスキルや知識に応じて年収も上がる傾向にあります。
例えば、習得するのが難しいとされるVisualBasicやC言語、C++言語などを習得している場合、それに応じた高度なシステム開発を求められるので一般的な業務を行うプログラマーに比べると平均年収も高くなります。
強くやりがいを感じられるシステムの職人
近年、利便性を重視する傾向からIT分野の需要は高まるとともに、人々にとってITシステムはより必要不可欠な存在となりました。そんなシステムを開発する専門家として活躍するのがプログラマーです。
プログラマーの開発したシステムによって、人々の暮らしはより豊かになり、多くの方が喜びを感じられるとてもやりがいのある仕事です。
人気職業なだけに競争率が激しい
義務教育においてプログラミング教育が必修化となった昨今。
今後は、よりプログラマーを目指す人の数も増えると予想されます。
IT技術の進化にともないプログラマーの需要は年々高まっていますが、プログラマーの人口が増えるということは「より優れた人材」を求める傾向になる可能性があるということです。
ゲームやアプリなど、さまざまなシステム開発のなかで、本来やりたい仕事に就職できるかどうかはあなたのスキル次第となるかもしれません。
より専門的なスキルと知識が求められる
上述でもお話したように、現在人気職業の『プログラマー』。
皆さんが社会人となるころには、当たり前のようにプログラミングを扱える人の数は増えていることでしょう。そんななかで、プログラマーとして最前線で活躍していくためには、最新のIT情報をこまめにチェックしたり、必要に応じて資格取得を目指したりなど、常に新しい技術を習得していくことが大切です。
プログラマーは、学歴や資格関係無く、どの年代の方でも活躍できる仕事のひとつです。
近年では、未経験のプログラマーを募集する企業も増えてきました。
もちろん、未経験の方に比べると資格や経験がある方のほうが、より専門性の高い業務に携わることができます。そこで今回は、プロのプログラマーとして活躍していくためにおすすめの資格を3つご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
経済産業省によって実施されている国家資格のひとつ。基本情報技術者を取得することでIT人材として必要なスキルや知識を身に付けることができます。
また似たような資格で「ITパスポート」というものがありますが、それよりも発展的な内容となっています。プログラマーを目指すなら、まずは取得しておきたい資格といえるでしょう。
こちらはプログラミング言語のひとつ『Java』に関する認定試験となります。
3級から1級と区分されており、Javaを身に付けたい初心者向けの3級から、1級はJavaの基本知識に加えて、コーディングやデバックなどのプログラム作成ができる上級者向けと難易度が設定されています。
Javaはあらゆるプログラマー業務において多用される言語となりますので、今後の活動のためにも資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。
オラクルマスターはオラクル社によって開催されているデータベースの認定試験です。ブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナと難易度が上がり、まずはシルバーまでを目指すエンジニアも多くいます。
インフラエンジニアを目指さない方でも、基礎知識や最低限のデータベース作成を求められることも多いことから興味のある方は、資格取得を目指すのもよいでしょう。
今後もさらなる発展を目指して、より多くのIT機器が生み出されていくことでしょう。
皆さんのなかにも、いつしか画期的なシステム開発に携わる人がいらっしゃるかもしれませんね!
興味のある方は、ぜひプログラマーの道を目指してみてはいかがでしょうか。