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【職業紹介シリーズ】子どもたちの憧れの存在『保育士』を目指そう!

2022年06月15日

子どもたちに人気の職業のひとつ『保育士』。

皆さんのなかにも、大好きだった先生に憧れて保育士を目指す方も多いのではないでしょうか。しかし、いざ目指すとなっても知らないことが多くて、何から始めれば良いか分からない、ということも…。

 

今回はそんな方のために、保育士の仕事内容や魅力、資格について簡単にご紹介していきます。

 

 

 

 

 

 

 

保育士ってどんな仕事?

 

保育士とは、専門的知識や技術をもって、子どもたちの保育と保護者に対して保育に関する指導を行う人のことをいいます。

おもに乳児から小学校入学前の保育を必要とする子どもを預かり、保護者に代わって身の回りのお世話と成長の手助けを行います。

 

例えば、その子の年齢や発達に合わせた遊びや活動を行ったり、食事や着替えの仕方、友達との関わり方を教えたりなど、さまざまな面でサポートをするのも保育士の仕事のひとつです。

 

保育士の魅力と大変さ

では次に、保育士になることの魅力についてお話していきます。

 

子どもたちの成長を肌で感じられる

保育士としてもっともやりがいを感じる瞬間は「子どもたちの成長を間近で感じられたとき」。昨日までできなかったことが、保育士の支援によってできるようになったとき、嬉しそうに報告してくる子どもたちの姿に、強くやりがいを感じられるのは保育士ならではの魅力といえるのではないでしょうか。

 

育児で悩む保護者をサポートできる

初めての子育てを経験する保護者にとって、子育ての悩みは尽きません。子育ての仕方は十人十色。その子によって対応は異なってきます。

そんななか、同じく子どもの性格や日中の様子を見ている保育士は、よき相談相手といえるでしょう。今まで培ってきた専門知識と経験を得て、保護者に寄り添った保育をするのも保育士の重要な役割だといえます。

保育士は、子どもたちを支援するだけでなく保護者にとっても欠かせない存在なのです。

 

保育を必要とする子育て世帯になくてはならない存在

近年増え続ける共働き世帯。それにともない保育園や認定こども園の数も年々増え続けています。保育施設を増やすということは、それだけ人員の確保も欠かせないということ。

実際に、最近では各自治体がすでに退職した潜在保育士の復帰支援に力を入れていたり、保育士への待遇の見直しを図る取り組みを設けたりと保育士の雇用も増えつつあります。

 

今後も共働き世帯が増える一方で、保育士の需要もさらに高まるのではと予想されています。

 

勤務時間が長く残業が多い

保育士の仕事といっても、季節モノや行事に使用する制作物の準備、書類整理、保護者対応など、保育以外にもやらなければならないことは多くあります。

年間を通してさまざまな行事を設けている保育園の場合、都度行事に向けた制作物の作成や道具などの準備を行う必要があり、日中の保育が終わったあとに作業をしなければならず、残業が多くなってしまうなんてことも少なくありません。

 

給料が低い…?

また保育士はほかの業種に比べると給料面が低い傾向にあります。

上述にもあるように、1日8時間勤務に対して業務量と給料が見合っていないという点は長年保育士の悩みのタネでもありました。

 

しかし、近年内閣府の閣議決定により令和4年から保育士の処遇改善がスタートされることが発表されました。この取り組みにより、保育士の給与は継続的に上がるというのです。

深刻な人手不足解消を図るべく、今後もさまざまな視点から保育士の環境は改善されていくことでしょう。

 

そんな魅力や大変さも兼ね備えた保育士の仕事ですが、実際保育士になるためには何が必要なのでしょうか。次は保育士になるために必要なことについて解説していきます。

 

保育士になるために必要なこととは?

 

保育士になるためには『保育士資格』を取得する必要があります。

 

保育士資格を取得するためのおもなルートは3つ

・保育系の大学、短大、専門学校を卒業し、保育士資格を取得する

・保育系以外の大学、短大、専門学校を卒業し、保育士試験を受け資格を取得する

・中学校、高校を卒業後、実務経験を2年以上経験し、保育士試験を受け資格を取得する

 

大学や専門学校での専門教育を受けていなくても、条件を満たし、試験に合格すれば保育士の資格を取得できます。しかし、過去5年間の保育士試験の合格率が20%程度(※1)しかないことを考えると、合格を目指すためには十分な知識と対策を練る必要がありますね。

 

保育士試験は年に2回、筆記試験、実技試験の2つで構成されています。

 

筆記試験は、保育原理、教育原理、社会的養護、子ども家庭福祉、社会福祉、保育の心理学、子どもの保健、子どもの食と栄養、保育実習理論の9つの科目から出題され、それぞれ正答率60%以上の合格基準が設けられています。

 

筆記試験にすべて合格したあと、次に受けなければならないのが実技試験です。

実技試験は、音楽表現、造形表現、言語表現の3つのなかから2つ選択し受験します。ピアノの演奏や絵画のほか、3分間の素話の技術をみて合否を決めています。

 

(※1 厚生労働省『保育士試験の実施状況』)

 

大変な一面もある保育士の仕事ですが、それ以上に達成感ややりがいを強く感じられる職業でもあります。子どもたちや保護者のサポート役として、欠かせない存在の保育士。

興味のある方は、ぜひ資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

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