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【職業紹介シリーズ】注目のAI開発『AIエンジニア』の仕事とは?

2023年07月26日

 

現代のテクノロジーの進化により、AI(人工知能)はますます重要な役割を果たしています。AIの発展に貢献するために欠かせない存在となっているのがAIエンジニアの存在。

AIシステムの設計・開発・実装を行う専門家のことです。その仕事は非常に興味深く、近年、さまざまな分野で注目される仕事のひとつとなりました。

本記事では、AIエンジニアの職業について詳しく紹介していきます。

 

AIエンジニアってどんな仕事?

AIエンジニアの仕事内容は多岐に渡りますが、おもな業務は以下のとおりです。

 

AIシステムの設計と開発: AIエンジニアは、機械学習やディープラーニングのアルゴリズムを用いて、AIシステムを設計・開発します。データの収集や前処理、モデルの構築やトレーニング、評価などを行い、最適なAIモデルを構築します。

 

データ分析と予測モデルの作成: 大量のデータを収集し、分析して傾向やパターンを見つけ出します。また、予測モデルの作成や改善を行い、ビジネス上の意思決定や問題解決に活用します。

 

AIシステムの実装とテスト: 膨大なデータ量と分析した傾向結果をもとに、開発したAIモデルを実際のシステムに組み込んでいきます。導入後は何度もシステムの性能や効果をテストし、必要に応じて改善や最適化を行います。

 

オートメーションの実現: ほかにも、AIエンジニアは自動化や効率化を目指して、様々な業務の自動化やプロセスの改善に取り組みます。例えば、画像認識による自動選別システムや自動チャットボットの開発などがあります。

 

これらの業務を通じて、AIエンジニアは企業や組織の成果を向上させるためのAIソリューションを提供し、革新的な技術の開発に貢献しています。

 

AIエンジニアの魅力と大変さ

では、そんなAIエンジニアの仕事をするうえで、どのような魅力を感じられるのでしょうか。

 

AIエンジニアの魅力

AIエンジニアになる魅力は以下の通りです。

 

最先端の技術で創造性を発揮できる

AIの技術は日々急速に進化しており、AIエンジニアは最新の技術やアルゴリズムに触れることができます。常に新たな知識やスキルを学び、最先端の技術力で作り上げるこの仕事は、AIが身近な存在となりつつあるなかで、更なる活躍をみせることでしょう。

またAIエンジニアは、今までに無かった新たなアイデアやアルゴリズムを考案し、実際のシステムに反映させるスキルが求められる仕事です。自身の創造性や発想力を活かし、問題解決のための革新的なアプローチによって、日々新しいAIシステムがつくられています。

 

様々な業界での活躍が社会への貢献に繋がる

AIエンジニアは幅広い業界で活躍しています。IT、製造、金融、医療、自動車など、さまざまな分野でAI技術の導入や開発に関わっています。

AIの力を活用して、社会的な課題の解決に貢献することができるのはAIエンジニアの魅力のひとつ。例えば、医療分野での病気の早期診断や治療法の開発のほか、交通分野での交通制御の最適化、環境分野でのエネルギー効率の向上など、多岐にわたる社会的な課題に取り組むことができます。

 

堅実なキャリアパスで長期に渡り活躍できる

AIエンジニアは、現代のデジタル時代において非常に求められる専門職であり、年々需要が高まりつつあります。AI技術の普及や活用が進むなかで、将来的には人々の生活にとってより重要な役割を果たすことが期待されているのではといわれています。そのため、今後もAIシステムを導入した機械製品の開発など、堅実的なキャリアパスを築くことができるでしょう。

 

AIエンジニアとしてのキャリアは、社会に貢献するとともに、自身のキャリアアップにも繋がる魅力的な仕事といえます。しかし、たくさんの魅力がある一方で、AIエンジニアになることに大変さを感じる方も少なくないようです。

 

AIエンジニアの大変さ

技術の急速な進化と多様なスキルセットの必要性

日々、AI技術は急速に進化しており、新しいアルゴリズムやツールが頻繁に登場しています。AIエンジニアは、常に最新のトレンドや技術を追いかけて、継続的な学習と情報収集を行います。

また、プログラミングのスキルだけでなく、数学・統計学の知識やデータ処理の能力、機械学習やディープラーニングの理解など、幅広くスキルを身に付けなければなりません。これらのスキルを習得するには、それに見合うだけの時間と努力が必要となることでしょう。

 

複雑かつ長時間の取り組みと責任

AIエンジニアは、複雑な問題が生じた場合、早急に解決策を見つけなければなりません。

データの分析、モデルの設計、アルゴリズムの最適化など、高度な技術と論理的思考が求められます。問題解決には、試行錯誤や多くの時間が必要となることもあるでしょう。

また、どのAI開発やプロジェクトにも、データの収集・前処理、モデルの訓練・評価、システムの構築・テストなど、多くの工程が関わるため、より精密さと正確さが求められる仕事といえます。

 

注目される職業ゆえの競争の激化

AIの発展とともにAIエンジニアも需要が高まっており、今後は競争も激化していくのではと予想されます。

優れたポジションや魅力的なプロジェクトに関与するためには、高いレベルのスキルと経験が求められることでしょう。したがって、AIエンジニアとして成功するためには、自己啓発や実績の積み重ねが重要です。まずは、持続的な学習とスキルの向上を追求し、プロジェクトやコンペティションへの参加などを通じて実績を築いていきましょう。

競争の激化する中で差別化を図り、自身の能力を高めていくことが、AIエンジニアとして成功するための鍵となります。

 

これらの要素から分かるように、AIエンジニアになることは技術的な高いレベルの知識とスキル、忍耐力、継続的な学習意欲が求められる大変な道のひとつです。しかし、その分野での成長とやりがいは、今後の活動において非常に大きいアドバンテージとなることでしょう。

 

AIエンジニアになるために必要なこととは?

AIエンジニアになるためには、以下のステップを追うことが一般的です。

 

1、基礎知識の習得

AIに関連する基礎知識を学ぶことから始めましょう。数学(特に線形代数と確率統計)、プログラミング(PythonやRなど)、データ処理、機械学習の基本アルゴリズムなどを習得しておきましょう。

 

2、学術的な学習

AIに特化した学位プログラムやオンラインの学習リソースを活用して、より専門的な知識を身につけましょう。機械学習やディープラーニングの理論や応用、データ分析技術などについて学ぶことが重要です。

 

3、プロジェクトや実践的な経験の積み重ね

実際のプロジェクトやコンペティションに参加し、AIの開発や応用に関わる経験を積む必要があります。個人プロジェクトやオープンソースのコードへの貢献、インターンシップなどに積極的に参加し実績を積みましょう。

 

4、スキルの継続的な向上

AI技術は進化し続けるため、常に最新のトレンドや技術に対してアップデートし続ける必要があります。関連する書籍や論文の読書、オンラインのコースやワークショップの受講、専門的なイベントへの参加などが役立ちます。

 

5、コミュニティ交流での情報収集

AIに関連するコミュニティや専門家との交流を大切にしましょう。オンラインフォーラムやコミュニティに参加し、知識や経験を共有し合い、新たな洞察やアイデアを得ることができます。

 

必要な資格について

AIエンジニアになるためには、特定の資格が必須というわけではありませんが、関連する資格や認定を取得することで自身の専門性を証明することができます。

例えば、機械学習エンジニアのGoogle認定資格(Google Certified Machine Learning Engineer)や、データサイエンティストのMicrosoft認定資格(Microsoft Certified: Azure Data Scientist Associate)などがあります。

 

ほかにも、AI開発に標準使用されるプログラミング言語Python(パイソン)を習得することをおすすめします。

 

AIエンジニアになるために最も重要なのは、好奇心と情熱を持ってAIの世界に取り組むことです。AIが日々進化していくスピードで、AIエンジニアも同様に新しい技術の開発、専門知識を習得し続けなければなりません。

AIが人々にとって、便利で、安心・安全なものとなるように、AIエンジニアの活躍は今後も期待されることでしょう。

(参考:厚生労働省 職業情報提供サイト『AIエンジニア』より)

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