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理系科目は問題文を図やグラフで描くクセをつけよう
2021年05月01日
数学・物理・化学といった理系科目を指導するなかで、理系科目の理解が早く、結果があらわれやすい生徒に共通する特徴のお話です。
今後の大学入試共通テストにも関係する話なので、共通テストを使った大学受験を考えている方や理系科目でなかなか結果が出せないという方には参考になる内容になっています。
・理系科目が得意な人は問題文を図やグラフで表現できる
一般的に、数学・物理・化学ができる人は文章で書かれた問題文をイメージすることに長けています。例えば、問題文を読みながら問題内容を頭の中でイメージ化し、図やグラフに落とし込んでいるのです。頭の中だけでモヤモヤと考えている人はほとんどいません。
・理系科目で高得点をとる生徒の多くは問題文を読みながら図やグラフを書いている
理系科目で解答時間が早く、いつも高得点をとれる生徒に共通する特徴は、問題文を読みながら図やグラフ描いているということです。当然のことながら、定規やコンパスを使う生徒はひとりもいません。すべてフリーハンドで「適当」に描いているのです。
・フリーハンドで「適当」に描くとはいい加減に描くことではありません
「図を適当に描いて」というと、いい加減に描く生徒がいますが、ここでいう「適当」とはいい加減という意味ではありません。「ある程度は正確に」という意味です。だからといって、定規やコンパスを使う生徒が中学生の中に多く見られますが、作図問題以外で定規やコンパスを使う必要はありません。
・定規やコンパスを使うと作図になってしまう
関数や図形指導の時に定規やコンパスを使って図やグラフを描く生徒がいます。そして点数がとれない生徒ほど図やグラフを描くことに夢中になって、本来の目的から脱線してしまっています。「あれ、何するんだった?」数学できない子あるあるです。
・数学の問題文理解と国語の読解力はほとんど関係ない
国語の読解力がないせいで数学の文章問題もできないという相談を保護者の方からよく受けますが、数学の問題文理解と国語の読解力とのと関係性はほとんどありません。というのも、数学の問題文というのは数式がそのまま文章になっているからです。だからこそ問題文を読みながら図やグラフが描けるのです。実際に国語がまったくできない高校生でも数学の偏差値が80超えという生徒を何人も見ています。
・理系科目は図やグラフを描くことで複雑な問題文もすっきりする
たとえ読解力がなくても、理系科目に関しては問題文を図やグラフに描くことで理解ができるようになります。一見すると複雑だなぁ…と思う問題ほど、そういった傾向があります。まずは理系科目を勉強するときは図やグラフを描くことを意識してみることです。さっそく今日から始めてみましょう。
(韮崎駅前校 K.H先生)