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地質時代を極める!(高校生物)

2020年07月09日

地質時代について

地球が誕生したのはおよそ46億年前ですが、それから現在に至るまで、様々な生物学上の進化過程 がありました。46億年。さらっと46億年と書きましたが、凄いですね。長いですね。想像できないです。全く比較参考になりませんが、日本人の平均寿命は男性が81.25歳、女性が87.32歳だそうです。

 

地質時代の区分け

地質時代とは地球上に最古の岩石ができてから現在までを言います。地質時代は大きく以下の4つに分かれています。

 

・先カンブリア時代

 

・古生代(カンブリア紀、オルドビス紀、シルル紀、デボン紀、石炭紀、二畳紀)

 

・中生代(三畳紀、ジュラ紀、白亜紀)

 

・新生代(古第三紀、新第三紀、第四紀)

 

私たち人類が生きているのはこの中の新生代第四紀です。地球の歴史をリンゴに例えると、新生代の第四紀はリンゴの皮ぐらいなのです。我々人類の歴史は、地球の歴史と比べると本当にちっぽけなものです。そんなちっぽけな人類史の中の、ちっぽけなひとりの人間(学術名:ホモ・サピエンス)が、ちっぽけな悩みを抱えて、毎日、一所懸命に生きているのです。

さて、そんなちっぽけなひとりの人間が、4つの地質時代のうちの先カンブリア時代について書いてみます。

 

先カンブリア時代とは

最古の生物の痕跡は約38億年前の生物の働きによる炭素と考えられています。化石ですらありません。最古の生物の化石は約35億年前の原生細菌に似たものと考えられています。その後、水素や硫黄を酸化して化学エネルギーを得る化学合成細菌や、光エネルギーを利用して炭酸同化を行う光合成細菌が出現しました。また、水を利用した光合成を行うシアノバクテリア(ラン藻類)が出現しました。約27億年前の地層から発見されたストロマトライトという層状の岩石は、このシアノバクテリアによって作られたものです。そして、シアノバクテリアによる光合成の働きで、大気中には大量の酸素が生じたと考えられています。酸素が生じたことで、呼吸を行う細菌も出現しました。最初の真核生物の出現は化石から約21億年前(重要)と考えられています。その後、多細胞生物が出現し、多様な機能を持つ細胞への分化が可能になり、様々な生物が進化していきました。地球は様々な生物で賑やかになりました。ここまでは順調でした。ところが、、

 

全球凍結

地球は約7億年前には赤道付近まで厚い氷河が覆う、全球凍結という寒冷期に見舞われ、多くの生物が絶滅してしまいました。。せっかく生物が増えてきたのに絶滅です。。全球凍結の原因は大気中の二酸化炭素濃度が低下した為だと考えられています。実は多くの地質時代の終わりには、そのたびに生物の大量絶滅が起きています。そして不思議な事に、それらの大量絶滅の後に生物の進化、多様化は進んでいるのです。

という事は我々現生人類もいずれ、、

 

その後

その後、大気中の二酸化炭素濃度が上昇し、地球は再び温暖になりました。生物も多様化してきます。ああ良かった。地球温暖化、ありがとう。これが約6億年前です。オーストラリアの地層からはこの頃の多細胞生物の化石が見つかっています。ディッキンソニアスプリッギナ等の扁平な生物が出現しました。発見された地名からエディアカラ生物群と呼ばれています。エディアカラ生物群とディッキンソニアやスプリッギナですよ、奇妙な語句ですが、語句は正確に覚えないと全く意味がありません。あいみょんをあいみゃんと呼ぶくらいに意味がありません。

 

まとめ

今回は先カンブリア時代についてでした。赤字の所は大切です。中でも真核生物の出現が約21億年前という事は大変重要ですよ。約21億年前です。もう一度言いますが、大変重要です。入試にも良く出題されます。

そして、今回はこれが最も大切な事です。皆、地球に比べればちっぽけなひとりの人間です。しかし、大きな可能性を持っているのです。

 

(甲府山手通校 K.K先生)

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