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先生になりきって勉強しよう!
2024年10月19日
先生になりきって勉強をしたことありますか?
もしかしたら、既にやった事がある人もいるかもしれませんね。
私も学生時代の時によく母親や周りの人、もしくは壁やぬいぐるみに向かって学習した内容を説明していました。
この方法で勉強をすると、不思議と学習した内容を覚えている気がするのです。
そのため、今回のブログでは【先生になりきって勉強をする事は、学習効果が上がるのか!?】を調べていきたいと思います。
一緒に見ていきましょう!
他の人に教える事で、自分自身の学びにもつながるという事は実は古くからいろいろな人が言っていたそうです。
例えば、古代ローマの政治家であり、思想家であるセネカという人がいます。彼は友人にあてた手紙の中に「人は教えながら学ぶのだ。」という意味合いの言葉を残しているそうです。
昔の偉い人もそう言っているのだからきっと先生になりきって教える事は効果があるのではないか!と感じます。
これが結論です!としたいところですが、もう少し調べていってみましょう。
人に教えるという事を学習者に先に伝えて学習をした際の話です。その中で、教える準備をする段階、その内容を教える段階のメタ分析を通し、教える準備だけでも知識の獲得に効果があったそうです。
先生といえばで、(恐らく)最初に思い浮かぶのは、「誰かの前で説明をする、話す。」という姿かと思います。それだけではなく、「授業の準備をする先生になりきる!」という事でも知識の獲得に十分に効果があるという事ですね。これは、話す事が苦手でも自分一人でできる事ですので、気軽に活用することが出来そうです!
授業で学んだ内容を2週間後にどれだけ覚えているか?を見てみると、受け身の授業形態の講義、読書、デモンストレーション等は学習の定着率は低いそうです。
では、定着率が高いのは何か?というと、グループで討議や体験、そして他の人に教えるということだそうです。
この情報を見ても、先生になりきる勉強法はやはり効果がありそうだ!と思いました。
今回、先生になりきって勉強する事は学習効果が上がるのか?という事を調べていきました。
私としては、十分効果があるのではないかと思います。皆さんも是非、参考にしてみてくださいね!
【参考文献】
泉美貴 小林直人.アクティブ・ラーニングとは(総論).薬学教育.2019,第3巻,p.1-5.
小林敬一.他の学習者に教えることによる学習はなぜ効果的なのか?―5つの仮説とそれらの批判的検討―.教育心理学研究.2020,68,p.401-414
野口聡 田中雄也.学習した内容を教える活動に取り組む生徒の意識が知識習得に与える影響.日本教育工学会論文誌.2020,44,p.85-88.
(山梨市駅前校 E・H先生)
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