全体

過去10年の傾向を見ると270点前後に平均点を想定していることが読み取れる。平均は国語が高く理科社会、英語と続く。基礎問題と標準、応用問題を見極め、取れる問題を落とさないようにすることが非常に大切。2年続けて平均点が上がったことはなく、29年度が上がったことを考慮すると、30年度入試の難易度は若干上がる可能性を想定して学習計画を立てるべきと考えられる。

 合計国語社会数学理科英語
29年度283.470.955.852.459.345
28年度250.458.046.555.844.245.9
27年度266.057.757.847.350.552.7
26年度272.968.255.449.649.250.5
25年度277.066.352.750.354.153.6
24年度266.768.450.148.247.152.9
23年度256.965.844.943.249.953.1
22年度269.259.952.947.946.262.3
21年度295.072.857.152.049.963.2
20年度304.065.460.454.070.154.1

 

 

 

国語


27年に古文漢文が導入されてから難化傾向だったが、29年が過去2番目に高い平均となった。大問1の漢字・慣用句の26点、作文の15点を確実に得点していくことが安定するポイント。本年度も同程度のレベルでの出題が予想される。

数学


平均は最も低い。山梨の高校入試は数学の出来が合格を左右すると考えられる。長年、同様の問題形式で出題されている。大問1・2、大問3以降の小問1、2をいかにミスしないかがポイント。大問3以降、小問3、4番は、問題が進むにつれ難化する。ここで差が生まれるので、過去問演習が効果的。

英語


ここ数年、難化傾向。平均50点を切るようになってきている。リスニングでは書き取り問題が追加され、3技能を問われる傾向になりつつある。基礎例文の暗記や、それの変化、単なる暗記ではない正しい学習の積み重ねが必要である。英作文は5~8語程度の問題が3問あり、配点も高いため、基礎英文をしっかりと書く練習も効果があると考えられる。

理科


過去10年では平均40点台が最も多い教科。生物地学分野と物理化学分野の単元から均等に出題されることも大きな特徴。多くの単元があるため、幅広く学習する必要があり、後回しにされがちな教科である。計算問題は小数の計算や公式の利用が必須で、苦手な生徒が多い。そこをどう攻略するかがポイントになる。

社会


地理・歴史が35点、公民が30点の配点である。平均点の変動が大きい教科。その理由は完答型の問題や表、グラフ等の資料からの説明問題の定番化。資料の難度が変化するため結果が安定しない。説明に必要な基礎知識を活用できるレベルまできちんと身につけられているかどうかが明暗を分けるポイント。